行政書士試験の難易度が高い理由とは?

行政書士試験は難易度が高い試験の1つとしても知られていますが、難易度が高い試験といわれる理由にはまず、合格率の低さがあげられます。
行政書士試験は、過去5年の合格率が8%前後で移行しており、合格率の低さが行政書士試験は難易度が高い試験というイメージを植え付けてしまっているのかも知れませんね。

試験科目の多さと出題範囲の広さも、行政書士試験の難易度が高いといわれている理由です。行政書士試験の試験科目は、憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法)、民法、商法、基礎法学で、更に行政書士の業務に関連する一般知識(受験生にはパンチキともいわれています。)として、政治、経済、社会、情報通信、個人情報保護、文章理解などの科目も含まれます。特に民法や行政法に関しては、覚えなくてはならない条文が非常に多く、しっかりと勉強し、理解しておかなくては合格は難しいでしょう。

また行政書士試験には、門前払い所謂「足きり」という制度があり、この制度が行政書士試験の難易度を高くしているともいわれています。
「足きり」とは、どういうことかというと、行政書士試験に合格するためには以下の3つの条件を全て満たす必要があります。
①法令の得点が122点以上(244点満点)
②一般知識の得点が24点以上(56点満点)
③行政書士試験全体の得点が180点以上(300点満点)
この3つの条件を1つでも満たさなかった場合は、不合格になってしまいます。
例えば、法令で満点(244点)なら上記①と③の条件を満たしていますが、一般知識が24点以上採れていないと②の条件をクリアしていないということで、不合格になってしまうのです。
つまり、行政書士試験は法律から、政治経済、社会情勢にいたるまで幅広い知識がなければ合格できないということなのです。